麦ちゃん雑記

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Metro Last Light 麦的レビュー

明日から手術です。イヤーン。

さて、ツイッターの方で黙々とゲームレビューの方を上げていたのですが、字数制限などのこともあり今日からは放置していたこのブログの方でゲームレビューをしていこうかと思います。

 

一発目のゲームレビューはこのゲームから!

 

Metro Last Light

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store.steampowered.com

 

ロシアの作家、ドミトリー・グルホフスキーが描く核戦争崩壊後の世界をウクライナ発の4AGamesが開発、セインツロウなどのパブリッシュにも携わるDeep Silverによって発売された。前作、「Metro2033」からの続編であり、同じ4Aエンジンによって制作されている。

 

ジャンルとしてはいわゆるポストアポカリプス世界を冒険するFPSで、FalloutシリーズやThe Last of USなどを思い起こさせる。

 

2013年に発売されたゲームではあるものの、リマスターによってグラフィックは大きく改善されており、地下世界や荒廃した地表などの繊細なグラフィックが特徴となっている。

 

Steam版には日本語が導入されていなかったので筆者は英語でプレイしたのだが、ロシア訛の英語は時に面白くもあり、荒廃したロシアが舞台という設定に大きくロシア感を覚えた。

 

まずは良かった点からあげていこう。

 

・細部まで拘った魅力的なロケーション

 

前作、Metro2033にも見られたが、このゲームの魅力は何と言っても生活感や各崩壊後の世界の残酷さを見事に表現できていることだといえよう。

例えばこのロシアの荒廃した地表などは、廃墟マニアからしたら一度見たら忘れられないロケーションである。

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さらに、Metroの世界には、主人公が所属する「オーダー」、某帝国が復活した「ナチス」、共産主義を掲げる「レッド」の三大勢力によって構成されているのだが、その人々が生活するメトロ内の描写も圧倒的だ。

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(主人公勢力の「オーダー」本部。前作最後に侵入した秘密基地を基盤に生活していることが伺える。また、失われた技術である地下鉄を見ることができる数少ないロケーション。)

 

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(「ナチス」本部。なぜナチス思想がロシアの世界に広がったかは謎。小説を読めばわかるかも。)

 

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f:id:oomugi4:20180121170705j:plain「レッド」本部。曰く、金も食べ物もすべてを共有するから争いは起こらないだとか。また、遊郭的な場所もしっかりと描写されていたりする。食べ物屋で売られているキノコはメトロ内で光を発しているが食べられるのだろうか、、、。)

 

・「リアル」だけが売りではないストーリー

本作は「リアルさ」にこだわっているのは間違いないが、それだけがこのゲームの良さではない。

このゲームが他のポストアプカリプスものと一線を画しているのは、そのストーリーにリアルでない一面を内包している点だ。

例えば、前作には触れたものを即死させる「影」や、気まぐれに現れものを破壊する「光」などが存在したりしていたのだが、今作では地表に残留する「怨念」であったり、核戦争前の「幻視」を主人公が体感したりする。

 

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(ストーリー途中で遭遇する「怨念」。生者を引きずり込もうとしているのか?)

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(核崩壊前のロシア。主人公を取り巻く現在と違って平和な世界が伺える。)

 

また、今作は前作で主人公が滅ぼした「ダークワン」という人間の新たな敵を巡るストーリーになるのだが、「赦し」をメインにおいたストーリーはところどころでプレイヤー側にその判断を委ねてくる場面もあり、プレイヤーを傍観者としておくのではなく、主体性を感じさせる作りにもなっているところは評価したい。

 

・ガジェットや敵など

前作から引き続き、資源のない中で工夫して作った感のある武器や、放射能によって突然変異したエネミーたちの魅力は本作でも十分発揮されている。特に、暗闇で見えないところから敵の唸り声が聞こえてきたり、とんでもない物量で襲い掛かってくるところは本作のホラー感に貢献しているところである。

ただし、前作より武器の種類が減っているであろうことは留意したい。

筆者が見つけられなかった可能性もあるが。

 

また地表に出たときはガスマスクを装備しなければいけない点や、定期的に自家発電をしないとライトの光が弱まってくる点なども本作の説得力を上げていることは間違いない。

 

 

では、悪かった点もあげていこう。

・システム面

まず、今作は前作までしっかりできていた解像度表示がなぜか1920×1080でプレイできない。映像表現そのものに汚い点などは見られなかったが、やはり気になるところではある。筆者のプレイ環境に問題点があるかもしれないが・・・。

 

また、ゲーム後半は頻繁にクラッシュした。これは困りものである。原因はよくわからない。

 

ゲームパッドでプレイしていたのだが、その操作性も決していいとは言えるものではなかった。特にエイム面はエイム速度を上げたにも関わらずイマイチだったと言わざるをえない。

 

・ストーリー面

今作のストーリーは、前作をないがしろにするような一面があったことは否めない。ネタバレになるので言及は避けたいが、今作をプレイしてから前作をプレイすると前作の苦労は一体何だったんだ、、、となること間違いないであろう。

 

総評

やはり徹底して考え抜かれた世界観やアートは圧巻である。

小説は小説特有の表現があり、それを映像に落とし込むということは簡単にできるものではないが、4AGamesは見事それらをゲーム的表現に落とし込んだと言えよう。

また、すでに次回作であるMetro Exodusのリリースも決定しており、新作が出る前に予習したいタイトルである。

オススメです!