麦ちゃん雑記

好きなこととか、その他諸々

SOMA 麦的ゲームレビュー

一ヶ月間左腕が使えなかったのでキーボードが打てませんでした。

お久しぶりです。麦人です。

 

さて、腕は使えなくともずっとゲームはしておりましたよ!ええ!

そんな中クリアしたゲームをレビューしようと思います。

 

今回は「SOMA」

f:id:oomugi4:20180223004721j:plain

store.steampowered.com

開発、パブリッシュは「Amnesia the dark descent」、「Penumbra」シリーズでおなじみのFrictional games。発売は2015年。8時間ほどでクリア。

2980円(2018年2月23日現在)。

 

筆者は一応PenumbraとAmnesiaの1作目はプレイしたことがあるのだが、どちらもいい恐怖感(今となっては少し古いが)を体験できたので今作も期待しながらプレイした。

クトゥルフ神話をベースとした前2作とは違い、今作は近未来SFがストーリーの主軸となっている。

 

大怪我を負い治療のためにトロントの病院で脳スキャンを撮りに行ったサイモン(主人公)は、スキャンを撮り終えた瞬間海底の研究所へ飛ばされていた...というのが大まかなあらすじである。余談ではあるが筆者がトロントで勉強していた頃散々使っていた地下鉄の駅名が出てきたりしてノスタルジーを覚えた。まぁ、トロントのシーンは会誌分程で終わってしまうのだが。

 

ロケーションが海底、ということもあり(これも設定として説得力のある理由があるのだが)本作のロケーションはバイオショックラプチャーを思い起こさせるものが多かった。海中にも魚や微生物がいたり、激しい海流が流れている場所もあって多彩な見せ方で描いている。特に苔やフジツボの表現が好きだ。

f:id:oomugi4:20180223012421j:plain

f:id:oomugi4:20180223010101j:plain

(この海中トンネルとか、ビッグダディが出てきそうだよね。)

 

本作はストーリーが肝なゲームなので、ネタバレはできるだけ避けたいのだが、あえてひとつ言うことができるとすれば星新一の作品に類似していると言えるかもしれない。

幾つかの場面ではゲームが(もっと言えば開発者が)主人公(プレイヤー)に大きな決断を迫ってくる。

主人公や探索の途中で出会うキャラクターの行く末、はたまた人類の存在が主人公の選択によって決まってしまうのだ。

筆者はある選択のときには5分ほどボタンをおすのを躊躇してしまった。それほどこのゲームにおける「選択」という行為はリアリティを持って迫ってくる。

 

また、このゲームには途方もない「孤独感」を感じさせるものがあった。一応パートーナーとなる存在はいるのだが、肉体は存在せずデータのみの人格であり、そこに侘しさを多々感じた。加えて、かつて人が存在していた生活感がしっかり描写されているが故にそこに人がいないときの欠落感、絶望感というものをうまく表現できていると思う。

特に、ラスト10分ほどのシーンではまさか!と思わせる展開が仕込まれており、エンディングを迎えたときの寂寞感がこのゲームをより一層特別なものにしている。このエンディングのためにいままでのサイモンの冒険があった、なのに...。気になる人は今すぐプレイしてほしい。

 

ゲーム部分については、攻撃できない敵からステルスして逃げる、といったものであり、その他の部分はむしろウォーキングシュミレーターに近いものがあるかもしれない。そこかしこにある音声ファイルを拾っていき、過去そこで何があったかを追求していく部分などはまさにそうだろう。特にFrictionalGamesはこの手のストーリーテリングAmnesiaなどで採用していたので下地は充分にあった。

 

一応ホラーゲームということもあって、ホラー表現も多少はあるのだがそこまで重点を置いているようには感じなかった。

f:id:oomugi4:20180223011537j:plain

ゴア表現が多少はあるので体制がない人は要注意だが...。

 

 

間違いなく損をすることがないくらい感情を揺さぶられる一作なので、セール時などにぜひ遊んでみてはいかがだろうか。